中国にはたくさんの地方語があります。たとえば、「北京語」(北方語の一つ)、「広東語」、「上海語」などあります。地方語は、発音が大きく異なるだけではなく、文法にも違いがあり、それぞれ外国語のように全く通じないことも珍しくない。
国民の意思疎通を容易にするため、中国では、中央政府の標準語政策により、北京語の発音・語彙と近代口語小説の文法を基に作られた「普通話」 (pǔtōnghuà) が教育や放送で取り入れられ、標準語・共通語とされており、「北京語」は、多くの中国人が使用している事もあり、公用語として位置付けられています。現在、多くの外国人の方が学んでいる「中国語」は、中国の公用語である「北京語」のことです。
台湾においても、中華民国政府が「國語」 (guóyǔ) (「普通話」とほぼ同一で相互理解は可能だが音声と語彙に差異があります。